給湯器の交換・買替情報|フルオート・セミオート・標準の違い

本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

給湯器の販売・取付を行っている佐藤設備の佐藤と申します。

 

給湯器を交換する時に、少しわかりにくいのが「フルオートとオートの違い」です。メーカーによっては「オートとセミオートの違い」になったりもしますね。

本体の定価価格にして5万円くらいの金額差があるので、ユーザー様によっては「その違いは大きい/その程度の違いなら安い方でいい」という考えが分かれるでしょう。

 

以下では、フルオート・セミオート・標準の違いについて簡単に解説して参りますので、ぜひお付き合いください。

メーカによってフルオートがオートになり、その場合はオートがセミオートとなります。「フルオート:オート:標準」という場合と「オート:セミオート:標準」という場合があってややこしいので、あらかじめご了承ください。
※本記事ではフルオート:セミオート:標準で進めさせていただきます。

フルオート・セミオート・標準の違い

フルオート

  • 自動お湯張り
  • 自動たし湯
  • 自動配管クリーン

セミオート(オート)

  • 自動お湯張り

標準

  • 追い炊きのみ

フルオート、セミオート(オート)、標準の大きな違いは上記のような点です。

細かく見ていけばまだ差はありますが、ユーザー様が給湯器を選定するときに1番参考にする部分は「お風呂関連の機能(お湯張り)」ですね。

 

お湯張り機能があるのがフルオートとセミオート、お湯張り機能が無いのが標準タイプです。

最近のガス給湯器は全機種にお湯張り機能がついており、標準タイプは石油給湯器のみとなっています。

※厳密に言えば「追い炊き機能の無い給湯専用の給湯器」も標準タイプと言えるかもしれませんが、ここでは割愛させていただきます。

 

では、フルオートとオートで何が違うのかというと、フルオートは「浴槽の中にどれだけのお湯が入っているかを計算できる機種」です。

そのため、浴槽内のお湯が溢れてしまって少なくなった場合などに、給湯器が自動的にお湯を足して元の水位に戻してくれるという機能があります。

もちろんこの機能は、設定の入切で実際に行うかどうかを選択できます。

 

セミオートの場合は浴槽内にどれだけのお湯が入っているかまでは分からないので、自動的に湯量を調整してくれるということはありませんし、お湯張り動作をする場合は浴槽が空の状態でしか動作できません。

動作できないということはないですが、お湯張り完成後の湯量にバラつきが出てしまいます。

ただし「空の状態以外からお湯張りをすることってあるだろうか…」と考えると、多くの方は無いのではないでしょうか。

 

お湯張り機能とは?

現在はお湯張り機能のある給湯器が主流になっていますが、中には「お湯張り機能って何?」という標準タイプのユーザー様もいらっしゃると思うので、ここで簡単に「お湯張り機能」についてご説明いたします。

 

お湯張り機能とは、ボタン1つで決められた湯量を浴槽に流し込んでくれる機能です。

通常、お風呂に水を貯める際は蛇口でお湯や水を浴槽に落とし込み、ある程度の時間が経過して浴槽に水が貯まったら蛇口を閉め、追い炊きをするという流れだと思います。

 

この時、開けた蛇口を閉めるのはユーザー様ですから、お水を貯めている際中に電話が来たり、お客さんが来たりすると…お水を張っていたことを忘れてしまったり、お湯を溢れさせてしまったりするんですよね。

 

しかしお湯張り機能があれば、決められた湯量を自動で流し込み、自動的にお風呂を沸かしてくれます。

つまりお湯を止めに行くという手間も無くなり、お風呂の水を溢れさせてしまうリスクもほとんどなくなるというわけです。

 

ちなみに、お湯張りは「お風呂の循環口」を通して行われます。

初めてお湯張り機能付きの給湯器に交換されたお客様は、ほとんどの方が「ここからお湯が張られるの!?」と衝撃を受けてらっしゃいますよ。

 

フルオートとオート(セミオート)の違い

それでは、フルオートとセミオートの違いについてご説明します。

上の方でも軽く書きましたが、浴槽内の湯量が計算できるかどうかの違いです。

 

それに付け加えて、フルオートには「自動たし湯機能」「自動配管クリーン機能」が搭載されています。

しかしセミオートにもボタン1つでたし湯できる機能がありますし、ボタン1つで配管クリーンを行える機能があるので、そこまで自動でやってもらえることに有難みを感じるかと聞かれたら微妙ですね。

 

フルオートとセミオートの間には定価にして約3万円ほどの金額差がありますが、実際にはここから値引きがあるので、金額差はもっと小さくなるでしょう。

 

足し湯機能とは?

家族の中でも、身体が大きい人が入った後のお風呂で湯量が少なく感じることってありませんか?

そんな時、シャワーや蛇口からお湯を足してあげるのもいいですが、たし湯機能があれば自動でお湯を足すことができます。

 

機種によって「足し湯1回につき〇リットル追加」というさじ加減になっており、フルオートの自動たし湯では「ボタンを押さなくても給湯器が空気を読んで湯量を元に戻してくれる」というものです。

「ボタンを押さなくてもいいなんて便利!」と捉えるか、それとも「セミオートもボタンを押せば自動でたし湯してくれるんでしょ?」と捉えるかによって、フルオートに対する価値観は変わってくると思います。

 

配管クリーン機能とは?

読者様はお風呂のお湯を捨てた際、浴槽内を掃除してらっしゃると思います。

バスブーツを履いてお風呂用洗剤を使って徹底的にやるという方もいれば、サッとシャワーで流すだけという方もいらっしゃるかもしれません。

が、基本的には「汚れを流す」ということはしますよね?

 

配管クリーン機能とは、給湯器が浴槽に向けてお湯を流すことで、配管内の汚れを流し出すという機能です。

お風呂を空にした状態で配管クリーン対応のボタンを押すことで実行できます。

 

フルオートの場合だと、浴槽内のお湯を捨てたのを検知したら、自動的に配管クリーンをしてくれるという機能が備わっているので、ユーザー様自身がボタンを押す必要がありません。

言い方を変えると「ボタンを押せば配管クリーンを行ってくれるという部分は、フルオートもセミオートも変わらない」ので、こちらも考え方によって商品価値は大きく変わると言えるでしょう。

 

給湯器を交換するならセミオート以上がおすすめ

お湯張り機能の有り無しで迷ったら、迷わずオート(セミオート)以上がおすすめです。

 

私がセミオート以上をおすすめする理由は、以下の通りです。

  • お湯張りが楽になる
  • 追い炊き配管内が清潔になる

 

私が標準タイプの給湯器を使用していた時は、キッチンタイマーを使って時間を計りながらお湯を落とし込んでいましたが、そういう時に限って来客があったりして、何度かお風呂を溢れさせてしまった経験があります。

 

お家によっては定量止水機能付きの水栓を使用しているかもしれませんが、この場合はお湯張りが楽になるという恩恵はほとんど無いかもしれません。

 

しかし、何と言っても「追い炊き配管が清潔に保てる」というメリットは大きいのではないでしょうか。

お湯張り機能があると、追い炊き配管からお湯が流れてくるので、お湯張りをすることで配管内に水圧が掛かるようになっています。

 

追い炊き配管には皮脂などの汚れが残り、場合によっては固着したりして頑固な汚れになったりもするのですが、毎日水圧が掛かるような状態になっていれば汚れは蓄積されないことが多いです。

当社では、お客様のご依頼で「お風呂配管の洗浄作業」をさせていただくことがありますが、お湯張り機能の有り無しによって出てくる汚れには大きな差を感じています

 

お風呂配管を清潔に保てるという意味でも、お湯張り機能の恩恵は非常に大きいものだと思いますよ。

 

最後に

私自身はフルオート機能の給湯器を使用しておりますが、実際セミオートとそこまで大きなさがあるという実感はありません。

 

しかし、セミオートと標準の間には大きな差があるように思うので、これから給湯器の交換を検討される読者様は、ぜひお湯張り機能付きの給湯器をご検討することをおすすめ致します。

 

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